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2016.06.05 映画「太陽」
残すところ2話のセカムズ。
気分としてはセカムズに一点集中で、ブログも10話連投予定で行こうと思ってたけど、

映画「太陽」

メジャーな作品ではなさそうなのに、なぜか地元の映画館で上映されてまして、
観に行ったらまぁ面白くて。
突然ですが、感想をセカムズに挟ませていただきます

劇団「イキウメ」の舞台、初演は2011年。
2014年に蜷川幸雄さんが「太陽2068」というタイトルで演出されてます。

20161616-1.jpg

その映画化。

20161616-2.jpg


ウィルスの猛威で人口が激減し、
太陽光を浴びると死んでしまうが、老化しにくく理性的で進化した富裕層の新人類「ノクス」と、
太陽の下で自由に生きるがノクスに管理される貧しい旧人類「キュリオ」という
格差社会が構成された近未来の話。

観終ってから考えることがあまりにたくさんあって、どんどん嵌っていった。
「太陽2068」は映像化されておりWOWOWでも放送されているので探してきてそれも観ちゃった。
基本ストーリはほぼいっしょだったけど、やはり舞台と映画では表現手段が違うので興味深かった。

神木隆之介くんと門脇麦ちゃんが素晴らしかった。

日本地図を見て、僕らの知ってる地図と違うと鉄彦(神木隆之介)が言うの。
情報を管理され教育も正しく受けていないということね。
中盤、ある理由で鉄彦が叫びながら地団駄を踏む場面があるんだけど、
感情をコントロールできないということは、感情を正しく言語化して表現できないということ、
子供と一緒ね、泣け叫びながら地団駄を踏むしかない。
閉塞感で正直こっちがイライラするくらい苦しかった。

太陽の光を浴びられない人生は考えられないけど、
ノクスに管理されて暮すのは嫌。
でも実は富裕層のノクスのほうが恐ろしく何かに管理されてる気がして、
ラスト、キュリオからノクスに転換した結(門脇麦)の表情。
キュリオとして悩み苦しみながらも思慮深い表情だった彼女が、
なにもかもがスッキリして生まれ変わったと言っているのに、
大事なものを失ってしまった薄っぺらな表情で話していることに背筋がぞっとした。

もしかしたら、当たり前として受け入れている今の暮らしが、
なにかしらのノクスの要素を持っているのではないかと、、
人間はどうしてこうも何かに管理されて生きるしかないのか、
そういう思いが頭から離れない。

門番のノクスの青年、古川雄輝くん、どっかで見たと思ったら「脳内ポイズンベリー」の男の子なのね。
すらっと背が髙くて顔が小さい彼の風貌が、近未来の新人類のイメージにぴったりだった。
ノクスの場面は夜なのでずっと暗いんだけど、
彼の品のよさと真っ当さにとても救われた気がしました。

挑戦的な作品、面白かった。
興味のある方にはお薦めしたいです。

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