映画「ソウォン/願い」

久々にソル・ギョングさんのカテゴリだわ。

「タワー(타워)」2012年
まだ未見だと思ったら見てました。(自分の映画ブログで確認)
印象が薄いんだろうけど意外に面白かったって書いてある。

そこからあとが見てないのね。

「ザ・スパイ シークレット・ライズ(스파이)」2013年
 ムンソリさんと共演したらしい
「監視者たち(감시자들)」2013年 
両方とももう日本で見られるのね♪

「私の独裁者」パクヘイルと共演、2014年10月公開

「西部戦線」はクランクアップしたらしい

そして今撮影中なのが「ルシッドドリーム」
ユチョンがカメオ出演するというあれです。
こうしてみると、年に2~3本ペースで映画出演してるのね。

ソル様の話が出てきて、最近しぼんでた韓国映画熱がちょっとだけ上がってきました。

ソル様は今ユチョンと同じ事務所なんですよね。
そのユチョンがいい映画だとお薦めしてたっていうのが
「ソウォン」

さっそく鑑賞いたしました☆



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雨の日、8才の少女が小学校への登校時に変質者にレイプされる。
かろうじて命はとりとめるが、人工肛門という過酷な運命を背負い、
一生残る心の傷を負うことになる。

韓国で実際にあった事件をベースにした話だそうです。
だからね、可哀想過ぎて耐えられなくてね。
そんな昔の事件じゃないからご家族はご健在ですよね。
ここまでストレートに描くって、日本ではなかなかないんじゃないかな。

父親役のソル・ギョングも母親役のオム・ジウォンも、悲しみと怒りで気が狂わんばかりで。そりゃそうよね。誰だって我が身に置き換えたら苦しくてたまらない。
辛さに耐えながらもなんとか鑑賞できたのは、ひとえにイ・レちゃん演じるソウォンの素直で健気な可愛らしさだった気がします。

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彼女は瀕死の状態の中、自分で警察に連絡をするの。
それはいつも忙しくしてるお父さんとお母さんの大変さをわかってるから。
そんなこと考えるような状態じゃないのに無意識にそういう事ができるしっかりした子なんだよね。

そんなソウォンが自分を責め始めたのは、マスコミが騒ぎ始めたから。マスコミから自分を隠そうする父を見て、自分は悪いことをしたのかと恐怖で泣くの。

もちろん卑劣な犯行が一番憎むべきことなんだけど、
被害者を傷つけることはそれだけじゃない、むしろその後の周りの行動がどれだけの人を傷つけるかということなんだよね。
特に韓国はマスコミは病院にまで押しかけるから、見てて腹立たしかった。

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ソウォンは事件がトラウマとなり男性である父親と話すことができなくなっていた。
そこでドンフンがしたことは、ソウォンが大好きなココモンの着ぐるみを着て彼女を元気づけることだった。

これがね、もー泣けましたわ。
着ぐるみの中で汗びっしょりのソル様が、汗びっしょりだけど涙もいっしょにびっしょりなんだよね。
仕事の合間に着ぐるみで娘を見守り、学校に行くようになった娘をちょっと離れたところで見守る。
ソウォンはいつもそばにいるココモンを見て安心するの。

可愛いカバンに飴をいっぱい詰めて持たせたのは、人工肛門が臭うんじゃないか、ガサガサ音がするのが恥ずかしいという娘のために考えたんだね。

ドンフンは回復するソウォンに胸をなで下ろす一方、犯人の発言を聞き、恨みと娘を守りたい一心から殺人の衝動にも駆られる。
そして酒による心神耗弱という判決が出て、いつか又犯人と娘がどこかで出会うかもしれないという憤りが頂点に達するけど、娘に「家にかえろう」と引きとめられる。

この作品が描きたかったことは復讐することや憎むことじゃないんだよね。
復讐ではなく希望を。
タイトルそのもの、願い。

8才にして人は何のために生まれてきたんだろうと呟いたソウォンは、生まれてきた弟を笑顔で迎えた。
生きるということは希望(弟の名前も希望)なんだってことを笑顔で見せてくれました。

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いい笑顔。
この笑顔を支えているのは、家族と、近所の人たち、会社の人、クラスメイト。
みんなの優しさと思いやりなんだよね。
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コメント

オンニ~☆

昨日、キム・ユンソクさんの長い
インタビューを読んでいたの。
その中で彼が、避けたいような話でも現実に直面する必要がある。だから自分は三本とるならそのうち一本は19禁映画に出演したいのだとおっしゃっていました。
この映画も、そういう難しい問題を扱いながら、最終的には人の暖かさ、そして希望へと繋げていましたね。

ほんとにたくさん泣きました。

こういうことが実際に起こったことが、胸が痛くてたまらない。
商業主義といわれても、さらなる勇気を持ってこういう作品を本気でつくるひとたちの存在が、社会になにかを問いかけることができますように。

娘がちいさなころ、夜、咳が発作のように止まらなくて、深夜救急に行くことが何度かあったんです。そのころまだ二才の娘が、私以外の家族を起こさないようにと、気を使う子で。
この映画の女の子をみて思い出したの。
女の子って、そういうとこあるんだよね

ソルさまから溢れていたあの愛情は、
物凄い。
最高峰の俳優である彼が
実際に娘さんを深く愛すればこそ出せた味でもあるんでしょう。
すばらしかった。
父親というものの大きさ暖かさ悲しさ
全部見せてくれた。

退院してお家に戻るとき、またつらい目にさらされないかとても心配だった。
でも、みんな暖かかったね。
人間っていいなあ、と思わせてくれる。
あの男の子、よかったなあ、泣いちゃった。
(私には彼が小さい頃のジュンスに見えちゃう。ゆちょに、そう思わなかったかって聞いてみたい、笑)

お家片付けてくれたお友達。こんなのも泣けた。
痛みを知り尽くしたキムヘスクさんの演技、方言に素顔のオムジウォンさんの演技も凄かった。


方言の映画をみることが最近多くて、だんだんどこの方言か判別できるようなってきた気がしてきたけど、なんていってるかまでは難しい。

この映画のセリフは、ほんとわからなくて、ひとりだけソウル言葉のお姉さんがいたのに、彼女も途中からなまったね(笑)

本当にいい映画をおしえてもらってよかった。この次は同じく彼のお勧めの、[はじまりのうた]を見たいです~☆

2015/05/03 (Sun) 17:25 | トベニ #IRhqFhsY | URL | 編集

トベニさん☆

事実の方がノンフィクションより凄いってことありますからね。
それでももう驚かないもんね、そっちが驚きですもん。
それを避けずに作品選びをする勇気を尊敬したいと思います。

それにしてもですよ、
やっぱり映画初出演にこの作品を選んだユチョン(事務所)は凄いと思うわ。

ソルさま、本当に素晴らしかった。
どこにでもいる、ちょっとダメな父親の
娘に向ける愛情の大きさに素直に感動しました。

簡単に受け入れることのできない現実に苦しんで苦しんで、
でも生きることに希望を見出した後、家族を暖かく迎えたのは
幼なじみの男の子の涙、家を片付けてくれた友達、ソウォンの同級生。
いつもそばにある、優しさや思いやりだったってことが
辛い映画だったけど、この映画を観て良かったと思わせてくれました。

確かに最近方言の映画を観ること多くなった気がします。。
雰囲気で、方言だってことはイントネーションでわかるかも(笑)

良い映画を教えてくれてありがとう。
次は「はじまりのうた」ですか?
これ映画館で予告で見た記憶があります。
いろいろお勧めしてくれて、嬉しいな~♪

2015/05/04 (Mon) 11:24 | ルピナス #/ziU86Hc | URL | 編集

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