映画「悪人」

ずっと前から妻夫木君が良さそうじゃない?なんて友達と話をしてて、観に行こうと思っていたところに、深津絵里がモントリオール世界映画祭で最優秀女優賞を受賞してビックリ
ってことで、公開されて最初のレディスデーにさっそく映画観てきました

納得の映画でしたね
最近韓国映画ばかり観てるから、いろんな意味で納得
日本映画は繊細だなぁ
そして主演(助演)俳優が輝くのはもちろん演技力が基本だけど、良い脚本と良い演出が必要なんだと実感しました
俳優冥利に尽きる映画なんじゃないでしょうか

いい映画って最初から違うよね
暗闇の道路をひた走るシーンなのに、物語の先を暗示してるみたいでちょっとワクワクしました

序盤からなんだかわからないけど涙が出てきて困ったわ
深津絵里が登場する前から泣くなっちゅーの(笑)
本当に私の涙もろさには我ながら辟易します

孤独なんだもん、みんな
どうしてそんなに寂しそうなの?どこにも行くところがなさそうで、、

「殺人を犯した男と、出会ったばかりの男と一緒に逃げる女」
逃亡しながら二人は何を見たのか、、

そんな映画なんだと思ってたけど、観終えてからの感想はちょっと違うんですよね
さっき映画関係のインタビューを見てたら妻夫木君が「群像劇」って言ってて、あっなるほどなーって思った
そうなんです、二人が迫真の名演技をしててい凄いのに
脇がそれに負けない(それ以上?)くらいにもっと凄いの
殺された女性のお父さん役の柄本明がすごく良かったんだけど
それよりももっと良かったのが、妻夫木君のおばあちゃん役の樹木希林が最高でした

「誰が本当の悪人なのか」っていうキャッチコピーだけど
誰も悪人じゃないんですよね、それがすごく恐ろしい

殺された女性(満島ひかり)と最初に疑われる大学生(岡田将生)
今の若い世代の人たちの閉塞感がものすごかった
普通の子なんだよね、大学にも通って、親の愛情も受けて大切に育てられてて
悲しくなるくらいに薄っぺらに生きてるの(生かされてるの)
っていうか自分を生きてないっていうか
でも自分は悪くない、そこそこの人生を歩いてるって信じたくて
ガムシャラに生きることは恥ずかしいって思ってて
辛がってたり嫌なことは、自分は笑って傍観できるって思ってる
でもそういう子供を育てたのが柄本明が演じる床屋のお父さんや樹木希林演じるおばあちゃん世代なんだよね

光代が「国道を曲がったところに小学校や高校があって、その国道に職場の紳士服売り場があって、自分は今までずーっとその国道を行ったり来たりして生きてきた」って言ってたけど
床屋のお父さんも祐一(妻夫木君)のおばあちゃんもそうやって狭い地域できちんと生きてきたんだよ

最後におばあちゃんが闘ったの
自分を騙した男のところに行って必死で闘ったの
カッコよすぎて、悲しくて、泣ける(今でも泣ける)
おばあちゃんは地に足をつけて必死で生きられるのに
無力で何もできないおばあちゃんはきちんと闘えるのに
この若い世代の子たちは闘う気力も知恵もなくて
閉塞感のなかで何が辛いのかもわからないまま自分の人生を歩みだす術もないように見えて
たぶん、最初から涙が出てきて困ったのはそれが悲しくて仕方なかったからだと思う

深津絵里良かったですけど、妻夫木君、凄かった
ラストシーン、、最高でした
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コメント

sutakoさん、こんにちわ^^

早速観て来たんですね
あのお婆ちゃん機木さんだったんですか
それは原作読んだ感じで浮かばなかったな~
あの顔は浮かんでるけど名前がわからない・・・
もっとこう線が細いって言うか
あ、渡辺なんとかさん?
そんな人いない?(笑)
あんな感じかと思った(これじゃわからないですね)

私もね
コレ読んで一体誰が悪人なんだろって考えました
ある意味みんな悪人だけど
決定的には誰も悪人なんかじゃない
悪人だなんて思ってない
普通の人
だから切なかったです

映画、機会があったら
ぜひ観たいです
sutakoさん上手に書いてくれるから
sutakoさんの感想とか読むと
みんな見たくなっちゃう(笑)

あ、岡田将生も見たいし~←ミーハーだ

最後は原作とどうなのかな?気になる~!!

2010/09/17 (Fri) 16:11 | さとこ #aiMm5YXE | URL | 編集

さとこさん☆

ぷぷぷ、、渡辺なんとかさんってわかんない~~(笑)

「悪人」は原作が凄く良いけれど、映画「悪人」は原作の良さはそのままなのに、映画としてものすごくよくまとまってるって評判ですよね
とりあえず映画を先に観たのでこれからじっくりと原作を読もうと思ってます
っていうか、本を買いに行ったら売り切れてたの
凄いね~~、下巻はたくさんあるのに上巻がないのよ
仕方ないから「東京島」買ってきて読むつもりだったけど(これも面白そうね)今無性に「悪人」が読みたいです
さとこさんちで本の感想読んで参考にしてます

おばあちゃんもっと線が細い感じのイメージだったんだ
もうね、樹木希林がものすごく良くて
田舎のおばあちゃんだしビジュアル的には違うんだけど、うちの母を思い出しちゃって
動作とかちょっとした感情の出し方とかすごい上手いの
セリフは少ないのよ
祐一が殺人を犯したと知っても戸惑うだけで、そんなにセリフはないの
セリフは少ないのにものすごくたくさんのものが伝わってくるの

原作では光代はもっと年齢が高くて、そんなに美人でもないみたいね
そっちの方がリアルかもね

岡田将生も良かったよ
映画「告白」でも空気の読めない熱血教師演じてたけど、こういう役をきちんと演じられる若い俳優さんっていいよね

ラストは原作と一緒かな、違うかな?
楽しみ~~~☆

2010/09/17 (Fri) 17:55 | sutako #/ziU86Hc | URL | 編集

sutakoさ~ん! こんばんは。お久しぶりです。(*^_^*)
うふ。poriporiさんとこにも書きましたが、マジ
私もご一緒したかったです~。(笑)

今、心地よく『悪人』に嵌っています。
小説も二回読み終えたところですが また すぐ手が伸びそうです。(笑)
読めば読むほど 好きになりました。^^
小説は小説で 細かな心理描写や人間模様が面白いと思いました。
色んな人の証言(独白?)で 人物像が浮かび上がるのも、好きだな。

原作を読みながら この場面 映像では あぁ~来たよなぁ~って思い出したり。
小説も映画も どっちも期待を裏切らないから
『両方を堪能したい!!』って欲がでます。また 映画観た~い☆

上・下巻ある原作を こんなに上手に2時間ちょっとに
まとめてあるのにも感心しちゃいました。
これってやっぱり、共同脚本の成功例ですよね。
監督さんも うまい!! 原作も役者さんも生かして。
sutakoさんも仰っていた《良い脚本と良い演出》これに限りますね!^^

あと、同感だったのは
>いい映画って最初から違うよね
その通り~~~!!ほんと~~~!^^
あの暗い山道…暗示にかかったみたい。ワクワクしたし
妻夫木さんの表情がガラッと変わったあたり・・・ゾクゾクしました。

海の存在を“行き止まり”のように思えていた祐一が
光代と共に 灯台から見た景色・・・
追い詰められた状況でも 未来や希望が見えていたかなぁ。

sutakoさん、祐一って 本当に優しいんですよ!
私の母性本能が~~~(笑)
私が愛してあげたかった~~~(爆)
房枝(樹木希林さん)も佳男(柄本明さん)も 小説でもかっこいいです。
sutakoさんが行かれる書店に『悪人』上・下巻
ちゃんと揃っていますように☆.。.:*・゜くすっ。(*^_^*)

2010/09/19 (Sun) 22:19 | ポッポ #Yiaed2yY | URL | 編集

ポッポさん☆

すごい、小説2回も読んだの?
私も早く読みたいなぁ

いい映画はセリフが少なくても
そこにある思いとか
今までの暮らしぶりとかちゃんとわかっちゃうんですよね
そこが映画って面白いなーってすごく思うんだけど
小説は細かな心理描写とか、全部説明されてるから面白い
映画と両極端の面白さだけど
「悪人」は両方で最高に面白いっていうことが凄いですよね

小説では房枝も佳男もかっこいいのね
楽しみだな
映画で佳男(柄本明)が「大切に思う人がいない」って言ったセリフ
この映画の一番大事な部分だと思うんだけど
事実そこで感動したんだけど
言葉で説明したところがちょっと不満でした(贅沢ね、笑)

祐一は大切な人がいる、って実感したから
いろんなものが見えてきたんだよね
本当は優しいよね
そりゃそうよね、房枝(樹木希林)に育てられたんだもん
おじいちゃんとおばあちゃんの面倒を見る子だもん

行き止まりだと思った灯台で見た景色
ラストの表情は未来が見えましたよね
本当に妻夫木君の表情が良かったわ

私は映画を観て「悪い人がいない」って思ったんだけど
小説を読むともしかして「全員が悪い人」って思えたりもするのかな?って思ったりもして
楽しみだわ

、、、えっ?
ポッポさんが愛してあげたかった?
むむっ(*^。^*)

2010/09/21 (Tue) 00:48 | sutako #/ziU86Hc | URL | 編集

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