2014.09.13 播磨灘物語 上
司馬遼太郎の描く黒田官兵衛を読んでみたいと思い図書館で借りてきました。
旧版の播磨灘物語〈上〉 (1975年)

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なかなか官兵衛の時代にならないんですよね。
黒田家が備前福岡、播磨姫路と流浪し、目薬で財をなしながら小寺家の家老になるまでが長い。
官兵衛という人を理解するにあたって、黒田家がどういう家風であるかということが重要だったのね。
大河ドラマでも、前半は柴田恭兵演じる官兵衛の父(黒田職隆)がすごく良かったもんなぁ。
黒田家があの時代にどう存在していたのかが黒田職隆から伝わってきた。

官兵衛は若い頃にすでにキリシタンだったのね。
只の田舎侍だった若い官兵衛が、京都で織田信長という存在を知り天下に目を向けていく様が
ある種青春ドラマのようで、颯爽とした岡田君が目に浮かんだ。

桔梗色を好んで、派手な桔梗色の小袖を着ていたとうエピソードがとても好き。
そう言えば岡田君、いつも藍色の小袖を着てたよね。
私も桔梗の青紫のような色が大好きです。

官兵衛の妻の光(テル)の名前がお悠となっているのは
この本が書かれが時代はまだ奥さんの名前はわかっておらず司馬遼太郎さんが小説のために考えた名前なんだそうです。武士の妻であっても特別でないかぎり記録にないそうで。
雅号の幸圓しかわからなかったのが、今では光の方(てるのかた)ではないかとされてるそうです。
太ってよく笑う背の高い女性だったというエピソードが微笑ましくて好きです。

大河ドラマも今は佳境に入ってきたけど、
秀吉と出会う前の前半はちょっと展開が地味だなぁって思ってたんですよね。
どうしても話題がローカルで、土着の豪族たちとの葛藤はどこか些末なことになっちゃうでしょ。
でもドラマとこの本と両方で、その時代の官兵衛が何を思っていたのか考えると面白い。

荒木村重や竹中半兵衛と出会うところで上巻は終了。
次が楽しみです。
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