時間の森

パク・ヨンウ氏が屋久島を訪ねるドキュメンタリ「時間の森」
少し前にMネットで放送されたものを頂いていて
今日、やっと観ることができました

幼いころに読んだ童話では
よく子どもが森で迷子になった
だから森が美しいというのはウソだと思った
森は怖くて道はどこにつながっているのかわからなかった
そんな僕がその年の冬に限って
なぜ森に行くと言ったのかわからない
樹齢7200年の古木があるその場所に

その森では期待していたものには出会えず
期待しなかったことに出会った
人生とはそういうものだ


1年に366日雨が降るという
屋久島の湿った空気と
深い緑と
静かな音楽と
ヨンウ氏の静かな語りが心地いい

思えば多くの人は恐ろしことが起きると
避けたがるものだ
僕もそうだった
もののけ姫がいるという森は
僕の心の扉を開くだろうか

屋久島は島全体が森だそうだ
僕はここに10日間滞在し どこかで見失った
もう1人の自分を探すつもりだ


この旅をするにあたって決めてきたこと
・俳優であることを忘れる
・恨みをなくして心を無にする
・人を恨む気持ちをなくす
・女性と気楽に接する
・人と通じ合うこと
・そのために毎日祈ること

森を後にして これまでの自分を振り返ってみた
今までの執着は果たして大事なことだろうか


映画「血の涙」について話し 当時を思い出して涙ぐむヨンウさん
しばらく作品から遠ざかった後、彼にとってこの映画がきっかけだたんだよね
もう一度この映画観なおしてみようと思った
(私の記憶ではこの映画のヨンウさん、出演量は少ないけどカッコよかったよ、確か)

こうして僕は少しずつ心を軽くしていった
下したかった重いものは
紙1枚の重さだったのかもしれない


この世で一番大切なものは静かさである
            ~山尾三省~

「お互いに話さず何も言わず
静かにそっと集中して ゆっくり歩いて感じる」
ヨンウさんは山尾三省さんの言葉に共感したんだそうです
(きっと、そういう二人になりたかったんだろうなぁと解釈、、あくまで私的感想です)

森に近づけたと思っていた僕は
それが傲慢だと悟った
見た目だけのあこがれと
実際の生活は全然違うものだ


繊細で、寂しくて、可愛い人で、ありのままの姿を感じさせる人だなぁと思った
そして静かな人

真の意志の疎通とは
知りたいという切実な気持ちから始まる
海も森も
人の気持ちも同じだと思った

この世の果てにいるような気分
でも寂しくない

森は僕を受け入れなかった
僕の森を受け入れる準備ができていなかったのか


静かで優しさに溢れた旅でした
まるで映画をみているよう
そしていつもどんな時にそこにある屋久島の自然の大きさを感じました

怖さというのは
相手を知らないことから生じる
だからよりわかり合い
愛し合えと
あの森が僕に語りかけた気がする
人は誰もが心の中に
自分の森を持っている
僕は自分がもっている暗い森を
もう怖がらないことにした


ヨンウさんがナレーションする言葉があまりに素敵なので
緑の字で書き出しちゃいました
このドキュメンタリー形式の「時間の森」
どこまでが作りこまれたものか
なぜヨンウさんが日本の屋久島に来たのか
ナゼだらけの不思議さで始まる番組なんだけど
私が知ってるヨンウさんのイメージとあまりにも同じというか
等身大な感じがして
いやぁ、、期待してたけど
期待以上の面白さでした

この番組を観るチャンスをくれたちゃん
ありがとね~~♪
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